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[海外ニュース]2014.6.11

後半勝負を示唆のラッセル

 WBO世界フェザー級王座決定戦は6月21日(日本時間22日)、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われる。 五輪連覇、前戦に続きプロ3戦目での戴冠を狙うワシル・ロマチェンコ(26=ウクライナ)に話題をさらわれているゲイリー・ラッセル(26=米)だが、心中期するところがありそうだ。
 ロマチェンコは08年北京五輪フェザー級、12年ロンドン五輪ライト級金メダリストだが、ラッセルも08年の大会にはバンタム級の米国代表としてエントリーしていた。しかし、体調を崩して出場がかなわなかった。それだけにロマチェンコに対しては周囲が思う以上に強い対抗心があるのかもしれない。ラッセルは「たしかにロマチェンコは優れたアマチュア選手だったかもしれないが、プロではまだ学習の途中だよ」とライバルを牽制。さらに「私にはプロとしての経験がある。8ラウンド、9ラウンドのあとで相手のペースを落とす術を知っているからね。ダメージを与えたあと、どうやって仕留めようかな」と、後半勝負を示唆するようなコメントを残している。ラッセル対ロマチェンコのサウスポー対決はロバート・ゲレロ(米)対亀海喜寛(帝拳)のセミファイナルとして行われる。戦績はラッセルが24戦全勝(14KO)、ロマチェンコは2戦1KO勝ち1敗。オッズは18対13の僅差でロマチェンコ有利と出ている。

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