古橋がタイトル初挑戦

　日本スーパーバンタム級6位の古橋大輔(26=川崎新田)が7月18日(金)、後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルドボクシング111」で日本同級王者の大竹秀典(32=金子※試合日には33歳)の5度目の防衛戦に挑戦する。

　タイトル初挑戦となる古橋はプロ7年目、08年に全日本バンタム級新人王を獲り、一時低迷したが昨年6月に日本ランカーの鈴木徹(大橋)を7回TKOで破りランキングに復活。以後2連勝で今回のチャンスを得た。これまでは強気が空回りすることもあったが、スピードにのり、体を躍動させた時の古橋は実に厄介。手数も抱負で、最近は決め時を逃がさない的確な連打でKO数を増やしている。戦績は21戦16勝(6KO)5敗。

　一方の大竹は、12年に中嶋孝文(ドリーム)との決定戦を判定で制し王座を獲得。3月のチャンピオンカーニバルでは、指名挑戦者となった中嶋を再び判定で退け、磐石王者ぶりを見せつけた。ガードが固く接近戦を得意とするタフファイターで、大竹の土俵に引きずりこまれた選手は、コンビネーションと尽きない手数に根負けした印象がある。かと思えば中間距離も巧みで、国内レベルでは穴のない「磐石王者」といえる。そろそろ日本を卒業したい大竹にとっては、今回の古橋戦で世界を大きくアピールすることが最大のテーマだろう。