ピストン堀口・生誕100年祭

　1日、茅ヶ崎市総合体育館で開催された「第24回青少年育成湘南ボクシング大会」では、「拳聖」と謳われたボクサー、故・ピストン堀口氏の生誕100年を祝うセレモニーが行われた。

　会場入り口にはピストン堀口氏のベルト、写真、直筆の日記などの貴重な品が飾られ、さらにロビーでは当時の試合映像も流され、入場者たちは在りし日の拳聖に見入っていた。

　メインカードの前に行われたセレモニーでは、小学生の時にピストン堀口氏の試合を見たという、後援会会長の藤木幸夫氏の挨拶を始め、茅ヶ崎市長や関係者の祝辞、最後には長男であり、ピストン堀口道場の前会長、堀口昌信氏の感謝の言葉で締めくくられた。

　その後に行われたエキシビションマッチでは、WBC女子世界ライトミニマム王者、宮尾綾香(大橋)とOPBF女子東洋太平洋ミニフライ級王者、花形冴美(花形)の女子王者スパーリング、さらに大橋ジムのWBC世界フライ級王者、八重樫東とWBC世界ライトフライ級王者、井上尚弥と世界王者同士による同門スパーが行われ会場を大いに盛り上げた。

　ピストン堀口生誕100年を祝うとともに、同氏を愛する茅ヶ崎市から次代を担う選手たちの誕生に期待したい。