IBFがモリナに指名戦指令

　IBF世界スーパーウェルター級王者カルロス・モリナ(31=メキシコ/米)に対し、IBFが1位の指名挑戦者コーネリアス・バンドレイジ(41=米)との対戦指令を出していることが分かった。

　モリナは昨年9月・イシェ・スミス(米)に判定勝ちを収めて王座を獲得し、今年3月にはジャーモール・チャーロ(米)を相手に初防衛戦を行うはずだった。しかし、試合数日前に以前の犯罪で逮捕され身柄を拘束されていた。5月に入って自由の身になり、メキシコに帰国している。前後してボクシング界に影響力の大きいアル・ヘイモン氏とマネージメント契約を交わした。初防衛戦に関してはチャーロ戦の仕切り直しを計画していたが、これにIBFが待ったをかけることになった。モリナ陣営は7月にチャーロ戦、9月末にバンドレイジ戦を考えているというが、これは却下ということになる。IBFが推すバンドレイジはモリナの2代前の王者で、今年1月に指名挑戦権を手に入れた。モリナは29戦22勝(6KO)5敗2分、バンドレイジは38戦33勝(19KO)5敗。両陣営の交渉が不調に終わった場合は興行権入札が行われるという。