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WBC世界ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(36=ハイチ/カナダ)は24日(日本時間25日)、カナダのモントリオールに同級3位のアンドレイ・フォンファラ(26=ポーランド/米)を迎えて3度目の防衛戦に臨んだ。
○アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)
12回判定(3対0)
●アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)
12回判定(3対0)
●アンドレイ・フォンファラ(ポーランド/米)
採点こそ115対110(二者)、116対109と明確な差がついていたが、ダウン応酬のスリリングな試合だった。試合開始直後から積極的に攻めて出たのはフォンファラだったが、サウスポーのスティーブンソンはラウンド終盤に左のカウンターを決めて先制のダウンを奪う。グローブをキャンバスにタッチしただけの軽いダウンだったためフォンファラのダメージは浅く、挑戦者は続く2回、3回、4回と攻勢を続けて王者を苦しめた。5回、流れが再びスティーブンソンに傾く。ボディブローでダウンを奪ったのだ。フォンファラはこの窮地も凌いで反撃。そして10回には右を決めてお返しのダウンを奪ってみせた。スティーブンソンも残りのラウンドで攻勢に転じ、判定をものにした。3度目の防衛を果たしたスティーブンソンは25戦24勝(20KO)1敗。試合後、2回に拳を痛めていたことを明かしている。善戦したフォンファラは28戦25勝(15KO)3敗。
セミファイナルにはカナダの人気者、ミドル級の世界ランカー、デビッド・レミューが登場。世界挑戦の経験もあるフェルナンド・ゲレロ(ドミニカ共和国/米)から3度のダウンを奪って3回KO勝ちを収めている。25歳のレミューは34戦32勝(30KO)2敗、ゲレロは29戦26勝(19KO)3敗。