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[試合後会見]2014.5.23

京都に恩返し

 プロ第4戦目、島津アリーナ京都での凱旋試合を6回KOで快勝した村田諒太(28=三迫)は、控え室に移動すると、さっそく記者会見に応じた。一方、村田のプレッシャーに己の長所を封じ込められての完敗だったネリオは?
笑顔が似合う
 会見が始まり、冗談交じりに「男前の顔が傷つかなくてよかったですね」と振られると、村田は、過去で最も不満そうな2戦目を挙げて、「今回はああならずに済んだ。プレッシャーをかけてスタミナを削りに行けました」とすがすがしい表情で語った。
もっと左ボディを
 初の対メキシカン戦には「これからも戦っていきそうだし、特に意識はしなかった」という。「有言実行で右ストレートで倒せたこと自体は100点としても、そのあとの左ボディまで続けられなかったことや、ジャブが少なくなったことは反省点ですね」。
拡大写真
 試合中は地元の大きな声援もしっかり聞こえていた様子。それについては「京都に恩返ししたかったのに、また恩をもらってしまった。もっと上に行くことで恩返ししたいです」と感謝しきりだった。
宮根誠司さんと
 ひと通り質疑応答が終わったところで、関西の人気アナ、宮根誠司氏が村田に声をかけ、「試合ごとに強くなっているように見えるわ」と目を丸くした。それについて村田は「危険なスポーツなので、成長しなければやめるくらいの気持ちでいます」とプロ意識を語っている。
肩を落とすネリオ陣営
 一方で敗れたネリオは、「村田はラビットパンチ(後頭部へのパンチ)とエルボーばかりだ。もっとクリーンファイトを期待していたのに」と不満の吐露に終始。自身のローブローは注意を受けた一方で、村田から受けた低めの攻撃は抗議をスルーされたことも不満だったようだが、村田の高度なプレスに対処できなかったことも間違いない。

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