マルチネスが練習を公開

　WBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(39=亜)が13日、キャンプ地の米国フロリダ州マイアミでメディアにトレーニングを公開した。マルチネスは6月7日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで元世界3階級制覇王者ミゲール・コット(33=プエルトリコ)の挑戦を受ける。

　「このトレーニング・キャンプは有益だった。すべての面で想像を超えたものになった」とサウスポーの王者は満足そうだった。ケガのためブランクが続いていたマルチネスは、コット戦が1年2ヵ月ぶりの実戦となる。「コットがフレディ・ローチ・トレーナーと懸命にトレーニングしていることも知っているが、彼にとっては最後の試合になるだろう」と、ライバルを引退に追いやるつもりであることも明かした。さらには「KOで終わると思う。どうやってもコットが9ラウンド以降も戦っているとは思えない」とKO宣言まで飛び出した。試合まで25日、オッズは依然として2対1でマルチネス有利と出ている。