マルチネスVSコットの前座

　6月7日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われるセルヒオ・マルチネス(39=亜)対ミゲール・コット(33=プルルトリコ)のWBC世界ミドル級タイトルマッチのアンダーカードが決定した。

　セミファイナル格としては以下の3試合がセットされている。世界ランカーのアンディ・リー(アイルランド)対ジョン・ジャクソン(バージン諸島)のNABF北米スーパーウェルター級王座決定戦、ホルヘ・メレンデス(プエルトリコ)対ユーリ・フォアマン(ベラルーシ/イスラエル/米)のスーパーウェルター級10回戦、そしてウィルフレド・バスケス(プエルトリコ)対マービン・ソンソナ(比)のNABF北米フェザー級王座決定戦。サウスポーのリーは34戦32勝(22KO)2敗、80年代から90年代初頭にかけて活躍した元世界2階級制覇王者ジュリアン・ジャクソンの息子ジョンは19戦18勝(15KO)1分。WBC17位のメレンデスは32戦28勝(26KO)3敗1分、元世界王者フォアマンは35戦32勝(9KO)2敗1無効試合。バスケスとソンソナは4年前にWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦で対戦し、バスケスが4回KO勝ちを収めている。戦績は、昨年4月に石本康隆(帝拳)戦の判定負けを含めバスケスが27戦23勝(19KO)3敗1分、ソンソナは今年2月に下田昭文(帝拳)に3回KO勝ちした試合を含め20戦18勝(15KO)1敗1分。このほか12年ロンドン五輪出場の実績を持つ12戦全勝(9KO)のホープ、フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)がスーパーフェザー級8回戦に出場する予定となっている。メインに出場するコットは「バスケスとメレンデスの試合にも注目してほしい」と自身がプロモートする選手を売り込んでいる。