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[ニュース]2010.1.17

三垣、長嶋破り東洋奪取!

 16日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋ライト級タイトルマッチ12回戦「王者・長嶋建吾(18古河)VS挑戦者・三垣龍次(M・T)」の一戦。長嶋は再び世界挑戦を引き寄せる為、三垣は日本王座陥落からの復帰戦となり、両雄にとっては決して負ける事が許されない戦いとなった。
 しかし試合は、挑戦者・三垣が4Rに右ストレートでダウンを奪い、終盤10Rには再び三垣が右ストレートを長嶋に打ち込むと一気の連打でこの試合2度目のダウンを奪う。立ち上がる長嶋であったがダメージは深く、三垣の右ストレートで膝が大きく揺れてしまう。ここで長嶋陣営からタオルが投げ込まれ、長嶋は世界を目前に無念のTKO負けを喫し、東洋太平洋ライト級王座を奪われた。
 三垣は日本ライト級王座を初防衛戦で奪われ、復帰戦となるこの戦いが東洋挑戦であったが、乾坤一擲このチャンスを見事モノにし10R2分7秒、長嶋健吾を打ち砕き東洋王座に君臨した。
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 試合後、リング上のインタビューで安堵の表情を見せた新王者・三垣は「良かった。最高です。長嶋選手とは奇妙な縁があり勝ちたかった。強かったです」とコメント。今後の展望を尋ねられ「日本王者の時は初防衛戦で失敗している。東洋の初防衛は調子に乗らずに防衛します!!」と決意を語った。
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 控室で行なわれた会見で三垣は試合を振り返り「嬉しいですね。自分の作戦としてはガードをして出るつもりであったが、ガード越しでも貰い過ぎた。もっと左を柔らかく使う予定だった。後半に入って身体が振れ出したしボディも打てた。ガードの上からのパンチは効いてないが貰いすぎ。今後の課題は残る」と東洋奪取も反省の弁。長嶋の印象を尋ねられ三垣は「3、4Rから(長嶋の)身体が動いて無かったので捻じ伏せようと。倒したかった。でも一つ間違えば自分が貰いダウンする展開だった」と明かした。
 最初のダウンと最後の場面は分かっていたかとの問いに「最初のダウンは身体が勝手に出た。最後は見えていたがガムシャラだった」と2度のダウンシーンを振り返った。最後に三垣は「日本王座を奪われ世界ランクから落ちたが、これで世界ランクも戻って来たので良かった」と笑顔を見せた。
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 日本ライト級王座を近藤明広(日東)に奪われるも、再起戦で見事に東洋王者・長嶋建吾を下し、東洋太平洋ライト級王座に君臨した三垣龍次。東洋王座をその腰に巻き世界ランクをも奪い取り、再びライト級戦線の中心人物へと返り咲いた。
 果たして、三垣はこれから東洋太平洋ライト級王者として如何なる戦いを見せてくれるのか、今後に期待が集まる。

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