DANGAN100

　2007年3月10日にスタートしたDANGANイベントが3日、後楽園ホールで第100回を迎えた。

　この日、B級デビューを果たした野口拳矢(セレス)は、ジャッジ3者ともに60-54のフルマークで初勝利を上げた。「1ラウンドにいいパンチが入ったのでKOを狙いすぎた」と初戦を振り返った野口。グローブを外しながらセレス小林会長は「キャリアのある選手を相手にフルマークで勝てたんだから十分。試合でも力が出せることがわかったので、次が楽しみ」と合格点をつけた。

　この日が100回目のイベント開催となったDANGAN。今後もB級やC級トーナメントを通じて選手に出場の機会を増やしたいと話すプロモーターの古澤将太氏は「自分たちが見たいと思うカードを組んでいきたい」とマッチメークへのこだわりを明かした。

　「これからの課題は新しいボクシングファン層の開拓」と話す古澤氏の手腕に期待したい。

　7月21日に地元岡山で開催されるDANGANイベントで4度目の防衛戦を迎えるOPBFスーパーバンタム級王者の和氣慎吾(古口)は「誰が相手でも世界まで勝っていくだけ。自信しかないが、油断もしません。DANGANで世界戦がしたい」と語った。和氣に挑戦するのはランキング1位のリ・ジェーソン(韓国)。