東洋に新たなランクイン!

　ミニマム級では、WBA世界13位・日本7位にランクされるブンブン東栄(一力)が15位にランクイン。日本・東洋どちらの王座にブンブンが照準を絞るのか注目したい。

　ライトフライ級では昨年11月、2位ネルソン・ジャノス(比)を判定で下した黒田雅之(新田)が4位にランクインを果たし、タイトル戦線に殴り込む。黒田は15勝中11KOとライトフライ級屈指のハードパンチを誇る軽量級注目のホープである。

　フライ級は、林徹磨(セレス)が昨年11月に13位のユーチ・キャリーボーイ(タイ)を4RKOで打ち破り、今回12位にランクインを果たした。林は一歩一歩確実に日本ランキングをアップさせ、このキャリーボーイ戦の勝利で東洋ランクを手にし、2010年はタイトル初挑戦を実現させたい。
　バンタム級では、昨年12月に日本バンタム級3位・冨山浩之介(ワタナベ)と対戦し、サバイバルマッチを制した本田秀伸(Gツダ)が15位にランクイン。

　スーパーバンタム級は、昨年11月に1位ウエート・サックムアングレーン(タイ)と対戦し、まさに大金星といえるKO勝利を奪取した長井裕太(勝又)が10位にランクイン。この勝利で日本ランキング5位も手にした長井。狙うは日本か東洋か…。

スーパーフェザー級は昨年12月、9位ホエル・デラ・クルス(比)を判定で下した稲垣孝(フラッシュ赤羽)が10位にランクイン。稲垣は日本4位にランクされ、2010年はタイトル初挑戦を狙う。11日、川村貢治(ワタナベ)が同門・内山高志の返上した東洋太平洋スーパーフェザー級王座を決定戦で奪取。防衛戦は日本人対決に注目が集まる。
　ライト級では16日、王者・長嶋建吾(18古河)が同級7位・三垣龍次(M・T)を相手に2度目の防衛戦を戦う。王者・長嶋にとっては、再度世界挑戦を実現させる為にも一戦一戦が正念場であり、負けられない戦いとなる。挑戦者・三垣は昨年8月、1R45秒TKOで近藤明広(日東)に破れると同時、日本ライト級王座から陥落。今回の一戦が復帰戦となり、こちら正念場を迎える。
　スーパーウェルター級では昨年12月、1年半振りの復帰戦で音田隆夫(一力)を3RTKOで破った西禄朋(新田)が13位にランクイン。この勝利で、西は日本7位にもランクインとなった。
　ミドル級では昨年12月、日本・東洋2冠王である鈴木哲也(進光)に挑み、佐藤幸治(帝拳)が再び東洋王座を奪取。自身の世界挑戦の為に返上した東洋王座を再び奪い返し、再度世界挑戦を睨む佐藤の動きに注目が集まる。
　17階級中10階級で日本人選手がベルトを巻く現在、2010年は何階級独占する事となるのか…。