1年間の成果を賭けて

　明日、後楽園ホールで行われる「KAMIKAZE3」の前日計量が29日、都内のJBC事務局で行われた。

　セミファイナルの「チャンピオンカーニバル日本ライト級タイトルマッチ」では、日本ライト王者・加藤善孝(29=角海老宝石)が、同級1位・鈴木悠平(25=真正)と約1年ぶりとなる2度目の対決が行われる。

　計量は、共にライト級リミットの61.2kgでパス。

　先に計量を終え、ノンアルコールビールを飲み干した王者・加藤は「ようやくきたなという感じですね。やることは全部やってきました」と充実した表情で話すと「鈴木選手と対戦してから、佐々木選手、レイラバオ、中谷選手といった強豪と戦って得るものがあったし、それを糧にして練習して成長できたと思っています」と明かした。

　 　明日の試合について加藤は「6度目の防衛戦にはなるが、前回負けているので、僕としては再起戦の気持ちで、また一から出直しという感じですね」と意気込みを語った。

　「今回は落ち着いて練習ができた」と話す鈴木は、「仕上がりの良さは明日の試合を見てくれたらわかると思います」と自信をみせた。

　明日の試合について鈴木は、「今日までの1年は長かったので、その思いをチャンピオンにぶつけて僕が新チャンピオンになります」と意気込みを語った。