ポーター戦希望のサーマン

　WBA世界ウェルター級暫定王者キース・サーマン(25=米)が、同じ階級のIBF王者ショーン・ポーター(26=米)との対戦を熱望している。両者はともにゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の契約選手ということで、近い将来に直接対決があるかもしれない。

　サーマンは26日にフリオ・ディアス(メキシコ)のボディを攻め、3回終了TKO勝ちで2度目の防衛に成功したばかり。快勝に口も滑らかな様子で、「私とポーターの試合は誰もが見たいはず。いまのウェルター級では私とポーターは若くて無敗だしね」と、19日にポール・マリナッジ(米)を4回TKOで一蹴したIBF王者に口頭で対戦を呼びかけた。その勝者がフロイド・メイウェザー(米)との最終決戦に臨むのがベストという考えらしい。一方のポーターはIBFから1位のケル・ブルック(英)との指名防衛戦を義務づけられているが、本人は「ブルックで誰?」と対戦に乗り気ではない。近年は王座よりも好カード優先の傾向が顕著なだけに、ひょっとするとサーマン対ポーターが夏から秋に実現、ということもありそうだ。ちなみにサーマンは24戦23勝(21KO)1無効試合、ポーターは25戦24勝(15KO)1分。