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25日(日本時間26日)にロシアの首都モスクワで行われる予定だったWBA内世界クルーザー級王座統一戦が、試合の数時間前になって中止になった。王者デニス・レベデフ(34=露)と対戦するはずだった休養王者ギジェルモ・ジョーンズ(41=パナマ)の尿から禁止薬物の陽性反応がみられたもので、試合は急遽キャンセルとなった。
ジョーンズは昨年5月のレベデフ戦でも11回逆転KO勝ちを収めたあとの検査で陽性反応が出たため、半年後に王座を剥奪され、ベルトがレベデフに戻された経緯がある。今回は11ヵ月ぶりの決着戦で、前日にはふたり揃って計量をパス、あとはゴングを待つばかりとなっていた。ところがスイスの研究所から「ジョーンズの尿のAサンプルから陽性反応が出た」との報告が届いた。これが試合の2、3時間前だったという。WBAとイベントの主催者は大急ぎで善後策を協議。一時はノンタイトル戦として挙行することも考えられたが、結局は試合をキャンセルことに決定した。なお、メイン以外の試合は挙行された。WBAはジョーンズのBサンプルの検査結果を待って今後の対応を検討することになりそうだ。