長谷川は青グローブ

　 大阪城ホールで行われるIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチに臨む両者が22日、1日順延された調印式と前日計量のため大阪市内のホテルに現れた。長谷川の眼光は依然鋭く明日の決戦に向けて英気を養った。

◾︎前日計量と診断結果
王者:キコ・マルチネス
体重:54.9kg(400gアンダー)
体温:35.8度
脈拍:47/分
血圧:148/90hg/mm

挑戦者:長谷川穂積
体重:55.3kg(リミット)
体温:35.9度
脈拍:53/分
血圧:121/87hg/mm

　いよいよ明日決戦を控えた長谷川は「今回は最高のコンディションを作れました。あとは体力の回復につとめて明日おもいきり暴れるだけです」とおにぎりを頬張り「自分のボクシングをして結果がついてくれば1番。簡単には勝たせてくれないと思いますが、自分自身の満足のために頑張ります」とコメントを残した。

　計量後に水分を補給した王者のマルチネスは、コメントは残さず一旦、同ホテルの部屋に戻り調印式には途中から参加した。
　陣営は調印式とグローブチェックの間、終始笑顔で緊張した様子は見せずに会場を後にした。

　順延していた調印式とグローブチェックを計量後に済ませた両者。長谷川はウィラポン戦(2005年4月)以来となる青のグローブで大一番に臨む。王者は入念にチェックした赤いグローブでリングに上がる。