W世界戦予備検診

　11日(月・祝)、東京ビックサイトで開催されるダブル世界戦の公開予備検診が8日、都内で行なわれた。
　まず、WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ「王者ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)VS挑戦者・内山高志(ワタナベ)」の予備検診が行なわれ、互いに順調な仕上がり具合を見せていた。
　続いて、WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ「王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)VS挑戦者・細野悟(大橋)」の予備検診が行なわれた。プーンサワット・細野の両者も順調な仕上がり具合を見せ、11日の決戦に向けて4選手が現在の体調、対戦相手の印象についての質問に答えた。

■WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)VS挑戦者・内山高志(ワタナベ)
□王者サルガド
身長:174.5cm 胸囲:89.0cm 上肢リーチ:177.0cm 体温:37.2℃
「試合を3日後に控え、体調、精神面、全てにおいて万全。減量もスムーズで問題無い。特別これと言った印象は無いが、内山はタフで強い印象かな。試合に向けて私も内山も良く仕上がっていると思う」

□挑戦者・内山高志
身長:171.5cm 胸囲:92.0cm 上肢リーチ:179.0cm 体温:36.8℃
「リナレス戦で観た時と変わらない王者らしい印象。イメージとしてはもう少し大きいと思っていたが、実際に会ったら小さかった。こうして対面すると早く試合がしたいし、ベルトが欲しくなります。ここまでコンディションは過去最高。自信があるしワクワク感もある。あと3日、必ず王者になって父(の墓前)に挨拶に行きます!!」

□WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦
王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)VS挑戦者・細野悟(大橋)
■王者プーンサワット
身長:164.0cm 胸囲:86.0cm 上肢リーチ:163.0cm 体温:37.1℃
「調子は100%。細野との試合は問題無い。早く試合がしたい。減量はあと300gで順調に来ている。細野は身体が大きい印象を持った。良い試合になるだろう。だが細野には怖さが感じられない。問題無い!!」

■挑戦者・細野悟
身長:170.0cm 胸囲:90.0cm 上肢リーチ:167.0cm 体温:36.6℃
「やっと来たって感じ。(世界戦は)凄いですね。印象はなんとも感じなかった。今から試合が楽しみ。身長は僕がイメージしていた通り。(プーンサワットは)戦い易いイメージですね。これまで最高の練習をこなして来たし、コンディションはバッチリ。早く試合がしたい!!」

　2010年、日本ボクシング界年頭を飾るビックマッチ。内山・細野は最強王者であるサルガド、プーンサワットを打ち砕き、世界最強を戴冠する事が出来るのか。決戦まで残された時間はあと3日!!