プレフの相手は誰に?

　IBF世界ヘビー級1位のクブラト・プレフ(32=ブルガリア)は4月5日にドイツのロストックで次戦を予定しているが、5日前になっても対戦相手が決まっていない。

　プレフは19戦全勝(10KO)の戦績を誇り、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)に対するIBFの指名挑戦者の立場を確定させている。 しかし、3団体の王座を保持しているクリチコは4月26日にWBOの指名挑戦者アレックス・リーパイ(サモア/豪)との防衛戦を予定しており、プレフの出番はまだ先になりそうな気配となっている。そのためにユルゲン・ブレーマー(独)対エンゾ・マカリネリ(英)のWBA世界ライトヘビー級戦の前座(8回戦)で調整試合を計画したわけだ。対戦候補としては元WBC世界ヘビー級王者オリバー・マコールの息子イライジャ・マコール(26=米)の名前が挙がっているが、マコールは「詳しいことは聞かされていない」として対戦に難色を示している。風雲急を告げるヘビー級トップ戦線、プレフの動向にも注目したい。