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5月3日(日本時間4日)、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われるウェルター級王座統一戦、WBC王者フロイド・メイウェザー(37=米)対WBA王者マルコス・マイダナ(30=亜)の前座に、元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(27=英)対元WBA世界ウェルター級王者ルイス・コラーゾ(32=米)の12回戦がセットされた。
もともとカーンはメイウェザーへの挑戦を熱望していたが、マイダナに先を越されたかたちになっていた。アンダーカードに出場するということは、この試合で内容のともなった勝利を収めれば自然と視界が開けることをも意味している。カーンがラスベガスのリングに上がるのはダニー・ガルシア(米)に4回TKO負けを喫した12年7月以来4度目のことになるが、MGMは初登場となる。カーンは「大きな舞台に上がれることを光栄に思う。(前戦でビクター・オルティスに2回KO勝ちの)コラーゾにとっては幸運が転がり込んできたかたちだが、こちらは準備万端だ。5月3日には私がウェルター級のベストのひとりであることを証明してみせる」と抱負を語っている。31戦28勝(19KO)3敗。昨年4月以来の試合となる。
06年にカーンと同国人のリッキー・ハットンに世界王座を明け渡しているサウスポーのコラーゾは、「1月にオルティスを倒したのは、
私にとっては単なるスタートにすぎない。今回の大きな舞台でカーンを叩きのめし、次なるステージの駒を進めるつもりだ。カーンにはしっかり準備をしてきてほしいものだ」と、こちらも意気込みを口にしている。40戦35勝(18KO)5敗。
なお、まだ正式決定には至っていないが、アンダーカードでは3階級制覇の実績を持つエイドリアン・ブローナー(米)対カルロス・モリナ(米)のスーパーライト級戦、ジェイレオン・ラブ(米)対マルコ・アントニオ・ペリバン(メキシコ)のスーパーミドル級ランカー対決が予定されている。昨年12月にマイダナに2度のダウンを喫して敗れているブローナーは再起戦となる。28戦27勝(22KO)1敗。12年12月にカーンに10回TKO負けを喫して以来の実戦となるモリナは19戦17勝(7KO)1敗1分。ラブは17戦全勝(10KO)。昨年6月にサキオ・ビカ(カメルーン/豪)とのWBC世界スーパーミドル級王座決定戦で惜敗したペリバンは22戦20勝(13KO)1敗1分。