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[海外ニュース]2014.3.20

風雲急のH級トップ戦線

 ビタリ・クリチコ(42=ウクライナ)のWBC名誉王者昇格にともなう事実上の引退が引き金になったのか、このところヘビー級トップ戦線の動きが活発になっている。
ビタリ•クリチコ
 クリチコの事実上の引退が決まったのは昨年12月のことだが、これと前後してアレックス・リーパイ(サモア豪)がWBO1位のデニス・ボイツォフ(露)に番狂わせの判定勝ちを収め、ビタリの弟ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)への挑戦権を取って代わった。4月26日、リーパイはWBOの指名挑戦者としてドイツでクリチコの持つWBA(スーパー)、IBF、WBO3団体統一王座に挑む。WBO王座を巡る動きとしては、同団体2位のディレック・チゾラ(ジンバブエ/英)と5位のタイソン・フューリー(英)が次期挑戦権をかけて7月26日に英国マンチェスターで戦うことが決定している。
ビタリの後継者を決めるWBC王座の決定戦は5月10日、WBC1位のバーメイン・スティバーン(カナダ/米)と2位のクリス・アレオーラ(米)のカードで行われる(場所未定)。この勝者への挑戦を目指すのがWBC3位の大型ホープ、デオンタイ・ワイルダー(米)だ。08年北京五輪銅メダリストのワイルダーは3月15日、WBC26位のマリク・スコット(米)を96秒で沈め、デビューからの連続KOを31に伸ばしている。こうしたなかWBCは4位のブライアント・ジェニングス(米)と5位のマイク・ペレス(キューバ/アイルランド)にも挑戦者決定戦(準決勝)を行うよう指令を出している。この勝者とワイルダーが指名挑戦権を争うという構図だ。さらに上位進出をかけて今週末22日にはWBC10位のオドラニエル・ソリス(キューバ/米)と、15位にランクされる42歳のベテラン・サウスポー、トニー・トンプソン(米)がトルコで拳を交える。
 WBAは空位になっているレギュラー王座の決定戦を2位のルイス・オルティス(キューバ/米)と前王者で現3位のアレクサンデル・ポベトキン(露)で行うよう両陣営に通達している。
 もっとも落ち着いた動きなのがIBFで、すでに1位のクブラト・プレフ(ブルガリア)が最優先の挑戦権を確定させている。あとは3団体の統一王者クリチコのスケジュールしだいということになる。そのIBFのランキング2位決定戦が15日に米国で行われ、10位のビャチェスラフ・グラツコフ(ウクライナ)が4位のトマス・アダメク(ポーランド/米)に判定勝ちを収めている。
 ヘビー級はクリチコ兄弟が5年以上にわたって支配してきたが、ここにきて風雲急を告げるかたちとなっている。誰がクリチコの天下に終止符を打つのか、そして混戦状態を抜け出すのは誰なのか。
今年から来年にかけヘビー級は激動のときを迎えそうな気配だ。


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