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「ただ勝つだけじゃなくて、倒してしまうと思うよ」――5月31日、中国特別行政区マカオでノニト・ドネア(31=比/米)の挑戦を受けるWBA世界フェザー級スーパー王者シンピウェ・ベチェカ(33=南ア)の陣営が、元4階級制覇王者撃退に揺るぎない自信をみせている。
ベチェカは昨年12月、10年間に18度の防衛を誇った無敗のクリス・ジョン(インドネシア)に6回終了TKO勝ちを収めて王座を手に入れた。その試合と結果がベチェカとスタッフに与えた自信は大きいようだ。アンディル・シディニレ・マネージャーは「昨年のドネア対ダルチニャンの試合を見たけれど、まだドネアはフェザー級には馴染んでいないと感じたよ。体の大きなベチェカのほうにアドバンテージがあると思う。我々の勝利を確信しているし、場合によっては途中でドネアをストップしてしまうんじゃないだろうか」と話している。現在、ベチェカは同国の先輩世界王者ブヤニ・ブングと、同国の元五輪チームの指導者ボーイボーイ・ムプランプラ・コーチの指導を受けているという。ベチェカ陣営の思惑どおりになるのか、それともドネアが5階級制覇を成し遂げるのか。5月31日、マカオのリングが待ち遠しい。