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[試合後会見]2014.3.17

中京の怪物、次で世界!?

 高校4冠を達成し、昨年11月のデビュー戦でWBOの世界ランカーを破った「中京の怪物」田中恒成(18=畑中)が16日に名古屋国際会議場でプロ2戦目に臨み、今度はWBA世界ミニマム級12位のロネル・フェレーラス(比)を判定で破り2勝目を飾った。
田中の応援団
 デビュー戦は6ラウンドをフルに戦い、ほぼフルマークで完勝したが、今回の8回戦も抜群のスピードでサウスポーの相手をラストまで寄せつけず、最大6P差を付け圧勝。
3月に高校を卒業したばかり
 2戦続けて世界ランカーを破った田中は現在、OPBF東洋太平洋ミニマム級6位、日本同級7位にランクされるが、そろそろ世界入りにも期待がかかる。試合後の会見では、勝ててよかったと笑顔を見せるも「ペースを崩さずにできたのは良かったが、相手もガードが固く上手かった。まだまだです。力強さに欠けた。強い相手でも倒せるよう力をつけていきたい」と課題を口にした。それでも相手のパンチが効いたかの質問に「2戦したが効かされたことがないので感覚が分からない」とさらっと言い放ち、怪物ぶりを感じさせた。この春からは中京大学に進学する。
畑中会長は本気で狙う!?
 畑中清詞会長は「ランク入りすれば、日本ではできない(※ローカルルール)が、海外に呼ばれる可能性はある。3戦目も夢じゃない。一直線で世界を狙う」と明言。これが実現すれば日本記録(7戦目)を一気に塗り替え、39年前に3戦目で世界を獲得した元WBC世界ジュニアウェルター(スーパーライト)級王者のセンサク・ムアンスリン(タイ)が持つ史上最短記録に並ぶ可能性も浮上する。

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