ガルシアVSエレラ

　WBA、WBC世界スーパーライト級王者ダニー・ガルシア(25=米)対マウリシオ・エレラ(33=米)のタイトルマッチ12回戦は15日(日本時間16日)、プエルトリコのバヤモンで行われる。試合前日の14日、両選手が計量に臨んだ。

　ガルシアは2年前の戴冠後、アミール・カーン(英)、エリック・モラレス(メキシコ)、ザブ・ジュダー(米)、ルーカス・マティセ(亜)と王者経験者たちを相手に4度の防衛を重ねてきた。今回は8対1という圧倒的有利のオッズが出ているが、エレラは現WBO世界スーパーライト級王者ルスラン・プロボドニコフ(露)に勝ったこともあるだけに油断はできない。試合前日の計量はガルシアが139.7ポンド(約63.3キロ)、エレラが139.2ポンド(約63.1キロ)だった。戦績はガルシアが27戦全勝(16KO)、エレラは23戦20勝(7KO)3敗。 　アンダーカードにはデビューから30連続KO勝ちを収めているWBC世界ヘビー級3位のデオンタイ・ワイルダー(米)が出場、マリク・スコット(米)と対戦する。ワイルダーは227ポンド(約102.9キロ)、スコットは238ポンド(約107.9キロ)だった。ふたりはスパーリングで手合わせした経験を持ち、親交もある間柄だがワイルダーは「悲しいけれど、これは仕事だから彼を倒さなくちゃいけない」とKO宣言。スコットは38戦36勝(13KO)1敗1分。また、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)対ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)の元2階級制覇王者同士のサバイバルマッチも行われる。こちらはロペスが129ポンド(約58.5キロ)、ポンセ・デ・レオンが128.5ポンド(約58.2キロ)だった。戦績はロペスが36戦33勝(30KO)3敗、ポンセ・デ・レオンが50戦45勝(35KO)5敗。ちなみに両者は6年前に対戦してロペスが初回に2度のダウンを奪ってTKO勝ち、ポンセ・デ・レオンからWBO世界スーパーバンタム級王座を奪い取っている。