WBCランク、興毅正規王者に!

　3日に発表されたWBC世界ランキング。先月29日に行なわれたWBC世界フライ級タイトルマッチで王者・内藤大助(宮田)に勝利した亀田興毅(亀田)が、早くも正規王者としてフライ級王座に君臨した!!
　ライトフライ級では、フライ級に転向が噂される名誉王者エドガー・ソーサー(メキシコ)の動向に注目が集まる。果たしてフライ級に転向し、王者・亀田興毅との戦いは実現するのか?

　フライ級では世界王座を奪い獲られた内藤は3位にランクダウン。興毅は世界奪取がWBCから評価され、月間最優秀選手にも選出された。その新王者・興毅への挑戦を目指し、6位の日本同級王者・清水智信(金子)、8位の東洋同級王者・大久保雅史(青木)、14位・小林タカヤス(川島)、山口真吾(渡嘉敷)を破り15位にランクインした池原繁尊(横浜光)といったランカーの挑戦権争奪レースにも期待したい。

　スーパーフライ級は、2位に東洋同級王者・河野公平(ワタナベ)、4位に日本同級王者・中広大悟(広島三栄)がランクされている。中広は今月18日、広島で日本同級2位・赤穂亮(横浜光)を挑戦者に迎え打ち3度目の防衛戦を行なう。

中広が赤穂戦をクリアしたならばランクアップも考えられる。河野・中広両雄の世界タイトル挑戦権獲得マッチは実現するのか期待したい。

　バンタム級では、WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)が今月18日、神戸で同級10位アルバロ・ペレス(ニカラグア)を相手に10度目の防衛戦を戦う。この階級には、3位に東洋同級王座を返上したサーシャ・バクティン(沖縄WR)が、4位には日本同級王者・大場浩平(大一スペースK)がランクされている。アメリカ進出・階級転向を公言する長谷川であるが、サーシャ・大場を挑戦者に指名する事はありえるのか?ボクシングファンは長谷川とサーシャ・大場の戦いを望んでいる!!

　スーパーフェザー級は、前WBC世界フェザー級王者・粟生隆寛(帝拳)がスーパーフェザー級に階級を上げ、3位にランクイン。粟生は長谷川10度目の防衛戦で、長谷川の露払いとなる自身の復帰戦を戦う。粟生が今後目指すターゲットは、WBC世界スーパーフェザー級王者ウンベルト・ソト(メキシコ)か?粟生の今後の戦いに期待したい。