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[試合結果]2014.3.2

SM級因縁のラバーマッチ

 WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ、王者ロバート・スティーグリッツ(32=露/独)対前王者アルツール・アブラハム(34=アルメニア/独)の12回戦が1日(日本時間2日)、ドイツのマグデブルグで行われた。1勝1敗で迎えたラバーマッチ、決着をつけたのはスティーグリッツだったのか、アブラハムだったのか。
今回の勝者はアブラハム
○アルツール・アブラハム(アルメニア/独)
 12回判定(3対0)
●ロバート・スティーグリッツ(露/独)

 12年8月の初戦はアブラハムが判定勝ちでスティーグリッツから王座を奪い、13年3月の再戦はスティーグリッツが4回負傷TKO勝ちで雪辱を果たし、同時にベルトを奪い返している。3年連続3度目の対決は、スティーグリッツが上々のスタートを切ったように見えた。しかし、ふたりとも感情的になっていたのか試合は次第に荒れ気味になっていく。中盤にはアブラハムが強打をヒットして優勢を印象づけたが、8回には頭部への加撃で減点を科されてしまう。続く9回にはスティーグリッツもホールドで減点1と、大味な試合になってしまった。それでもアブラハムは最終回にダメ押しともいえるダウンを奪って試合終了のゴングを聞いた。
 採点はひとりが113対112でスティーグリッツを支持したが、残る二者は115対110、114対111でアブラハムに軍配をあげていた。返り咲きを果たしたアブラハムは43戦39勝(28KO)4敗。3度目の防衛に失敗したスティーグリッツは50戦46勝(26KO)4敗。
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