内藤・亀田、無事計量パス!

いよいよ明日29日(日)に迫った"世紀の一戦"WBC世界フライ級タイトルマッチ「王者・内藤大助(宮田)VS挑戦者・亀田興毅(亀田)」の前日計量が28日、後楽園ホール展示会場で行われた。王者・内藤が少し緊張した面持ちなのに対し、興毅は特に王者を注視すること無く計量に臨んだ。
　まず始めに王者・内藤から計量が行われ、内藤は50.7kgで計量をパス。その瞬間、王者から安堵の笑みがこぼれた。続いて挑戦者・亀田興毅は、リミットいっぱいの50.8kgで計量をパス。報道陣にポーズを決める余裕振りを見せていた。両者は終始視線を合わせることなく計量を終え、それぞれ報道陣による囲み会見に応えた。

　現在の心境について興毅は「デビュー以来、今が一番落ち着いている。早く試合をしたい。楽しみ。明日は互いにフェアな試合をしたい」とコメント。さらに「尊敬するパッキャオに続いて、アジアを代表するボクサーになりたい。どんな時も応援してくれたファンに、亀田家を応援して良かったと思われる試合を約束します」とファンにメッセージを送った。最後に王者・内藤について興毅は「色々因縁はあるが特に意識はしていない」と語った。

　続いて会見に臨んだ王者・内藤。まず試合に向け「計量を終えホッとした。水分も取れたのでリラックスできた。体調も良い。気持ちの盛り上がりはこれからグヮ〜と来るでしょう。強い気持ちを持ってやります。ボクシング界を盛り上げる為にも、この試合で世間に良い影響を与えたい。良い試合をして僕が勝つ」とコメント。また挑戦者・興毅ついては「一強豪のボクサーとして、特別に意識しないようにしている。(興毅の視線について)あまり見ないようにしていた。俺には俺のペースがある」と語り、会見を終えた。
　順調な仕上がりを見せていた両雄。明日の"世紀の一戦"に向け、遂に待ったなしの呼び声がかかった。