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三浦隆司(帝拳)に対する最優先挑戦権を持っているWBC世界スーパーフェザー級1位、WBA、IBF3位、WBO2位のデビス・ボスキエロ(32=イタリア)が14日(日本時間15日)、フランスのカレーでWBO同級15位のロメイン・ジャコブ(25=仏)に12回判定負けを喫した。
11年11月に三浦の2代前のWBC世界スーパーフェザー級粟生隆寛(帝拳)に挑戦、善戦しながらも僅差の判定負けを喫したボスキエロは、その後にEBU欧州王座を獲得するなど5連勝(2KO)を収めていた。今回はEBU王座の4度目の防衛戦でドーバー海峡に面するジャコブの地元カレーに乗り込んだ。しかし、12回を戦い終えてジャッジひとりから115対113で支持されたものの、残る二者は115対114、115対113でジャコブに軍配を挙げたため小差の判定負けという結果に終わった。昨年11月のWBC総会の際には三浦に対する指名挑戦者として認定されたが、今回の敗北でその権利を失うことになりそうだ。37戦34勝(16KO)2敗1分。殊勲のジャコブは元WBC世界スーパーバンタム級王者シエリー・ジャコブの息子で、戦績は21戦全勝(7KO)。史上6組目の親子世界王者に一歩前進した。