内山&細野W世界戦決定

　日本の中量級を代表する期待のBIG2が世界のリングに殴り込む!!東洋太平洋スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ)と、東洋太平洋フェザー級王者・細野悟(大橋)の世界初挑戦が正式決定した。
　19日、後楽園ホール展示会場で発表会見が開かれ、内山&細野が世界挑戦に懸ける意気込みを語った。

　2010年新春1月11日(月・祝)、東京ビックサイトで最強の王者達に無敗の最強挑戦者が立ち向かう。
　12戦12勝(9KO)の内山高志が挑むは、まだボクシングファンの記憶に鮮明に残る世紀のビックセットアップ、“ゴールデンボーイ”ホルヘ・リナレス(帝拳)を1RKOで打ち破り、新たなWBA世界スーパーフェザー級王座に君臨したファン・カルロス・サルガド(メキシコ)。念願の世界初挑戦が決定した“KOダイナマイト”内山は「プロに転向し、夢にまで見た世界王者になる事が来年実現する。ワタナベジム最初の世界王者になります。まだボクシング関係者しか僕の事を知らないと思う。この試合に勝って一般の人達に内山って名前を覚えて貰いたい」と決意を語った。
　王者サルガドについては「リナレスの試合を観戦し、良く相手の動きを見ているなと。強い王者です。内容は言えませんが、今はサルガドを攻略する練習をしています。来年、世界王者になる姿を皆さんに観て頂きたい!!」とサルガドを評価しつつも、内山は世界奪取に向けて鋭い視線でコメントしてくれた。

　そしてもう一人の雄、16戦16勝(12KO)の細野悟が挑むは、WBA世界バンタム級王座を奪取後、世界2階級制覇を成し遂げ、39勝1敗28KOを誇る“タイの英雄”WBA世界スーパーバンタム級王者プーンサワット・クラディーンジム(タイ)。大橋ジム二人目の世界王者を目指す“バズーカ”細野は「今回、世界に挑戦出来る事を嬉しく思います。このチャンスを必ず掴み、大橋会長、松本トレーナーに世界王者となって恩返しします、1Rからガンガン攻めてこれがボクシングだって言う戦いをします。1階級下のスーパーバンタムでの挑戦ですが、プロになった時から世界挑戦はスーパーバンタムで、と考えていたので調整は問題無い」と抱負を語った。
　王者・プーンサワットについては「何戦か試合をビデオで観ましたが、全てにおいてパーフェクトな王者だと思っています。ただ僕の方がパワーはある。打ち合ってサワットに勝ちます!!」と最強王者への挑戦も、細野の視界には世界のベルトしか映っていない。

　果たして、内山&細野は念願の世界王座をその腰に巻き、ボクシング界の主役の座を奪い取る事となるのか…。2010年1月11日、ボクシングの人気復興はこの2つの世界タイトルマッチから本格スタートを切る!!

■WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者ファン・カルロス・サルガド(メキシコ)VS挑戦者・内山高志(ワタナベ)
■WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦
王者プーンサワット・クラディーンジム(タイ)VS挑戦者・細野悟(大橋)
■日時:2010年1月11日(月・祝)
■会場:東京ビックサイト※ボクシング初進出
■放送:テレビ東京系列ゴールデンタイム全国中継決定
■お問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994 ワタナベジムTEL.03-5449-3278