地元ラジオに声の出演

　現地時間の25日にメキシコで開催されるWBC中米カリブ地域タイトル戦で王者でWBCスーパーフェザー級22位のアドリアン・エストレージャ(メキシコ)に挑む松田雄太(35=SFマキ)とノンタイトル10回戦に出場する元世界王者の天海ツナミ(アルファ)が24日(※日本時間25日)、公開前日計量に臨んだ。

　昨日とはうって変わって寒い一日となったメキシコ。この時期には珍しく昨夜から雨が降り、正午過ぎでも気温が6〜7度までしか上がらないとのこと。「みんなダウンをきてフードを被ってます。本当に極端な天気です」と、今回で第四回となった海外レポにご協力頂いているSFマキジムの沖啓介会長から報告があった。

　ボクシング人気が高いメキシコでは、珍しくない公開前日計量だが、沖会長のレポートからは「昨日公開練習をした場所に今日は、ステージを作り計量器を置いてあります。松田は「この寒空に野外でパンツ一丁の計量は無理でしょう」と言いますが、すでに前座の選手はパンツ姿で秤に乗り始めました」と、ここでも日本との文化の違いが見えてきた。

　「結局、天海ツナミ選手以外は下着姿で秤に乗りました。直ぐに服を着て写真のポーズです。吐く息も真っ白です」と、計量時の様子が伝えられた。

　計量後には、出発前に日本で調べておいたという日本料理屋「大和」に4人(=天海ツナミ,アルファジム山木会長,松田雄太,沖会長)でタクシーに乗り込んで向かったとのこと。
　「タクシーでホテルに帰ると玄関で携帯に向かって大声で喋るおじさんが待っていました。ヤバそうな人なのですり抜けようとすると、英語でラジオ局の生インタビューをしたいと待っていたそうです。松田とツナミ選手は渡された携帯に向かって「頑張ります」みたいなことを言っていました。生放送という事はそのまま電波に乗ったと言う事でしょうね」とのこと。明日の健闘を祈るのみ。頑張れ、松田!頑張れ、ツナミ!