ツナミも元気

　25日にメキシコのリングにあがる天海ツナミ(アルファ)と松田雄太(35=SFマキ)と同行中のSFマキジムの沖啓介会長より23日、ボクモバ宛てに現地レポートが寄せられた。

　4部屋の予定が3部屋しか用意されていなかったとのことで、初日は松田が約7000円払って別に部屋を取ったという。沖会長のレポートによると「顔に似合わずペットボトルのふたを開ける音で起きてしまう松田は、減量中でもあり、かなりナーバスになっています。見かねたアルファジムの山木敏弘会長のご好意で、私(沖会長)が山木会長の部屋で寝かせてもらい、選手2人は個室にすることが出来ました。この場をお借りし、御礼申し上げます。ありがとうございました」とのこと。珍道中の中にチームジャパンの結束を垣間見ることができる。

■沖会長からのレポート
「先程、公開練習が終わりました。ファンのフリをしてアドリアン・エストレージャ(26=メキシコ)に声をかけたらニコッと笑ってコンニチワと言われてしまいました。TVのデータでは165cmとありましたが、とんでもない松田と同じくらい174-5cmはあります。細長い脚にガッチリした上半身、握手をした時の手の形、大きさ、握力、間違いなく強打者です。イメージはファイターの金子大樹(横浜光)ですね。ただ、人懐こくてすごくいいヤツっぽいので複雑です」

　「大きなブロードウェイのような所にリングを組んで14オンスのグローブを2組用意しています。松田が(スパーやらされるんですか?)と不安そうにいうので、言われたら断ると伝えました。 するとリングに上がり日本では考えられない事が始まります。通行人の女性2人をリングにあげノーヘッドギアの殴り合いが始まりました。唖然とする我々を尻目に、この後、3組の男性の殴り合いもあって怪我した時の賠償金はどうするんですかね?と松田も言っていました。ボクシング熱と文化の違いでしょうか?」

　昨年に続いて、今年も日本人選手に海外のプロモーターが試合のオファーを提示してくる機会が多くなると予想されるが、事前に調査をする必要がありそうだ。