村田がEXマッチの解説

　2月にプロ3戦目を控える12年ロンドン五輪金メダリスト、現日本&東洋太平洋ミドル級1位、WBC同級19位にランクされる村田諒太(27=三迫)が26日、WOWOWエキサイトマッチのゲスト解説として収録に臨んだ。村田がゲスト解説を務めた試合の放送は来年1月6日(月)午後9時からWOWOWライブで放送の予定。

　村田が初めてエキサイトマッチのゲスト解説として招かれたのは、五輪から1カ月後の昨年9月のこと。以来、今回が6回目の解説となった。今回は14年最初の放送となるWBA、IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ、カール・フロッチ(英)対ジョージ・グローブス(英)の試合、さらにライトヘビー級の世界戦3試合、合計4試合を解説。自身と近い階級であることに加え、アマチュアで活躍した選手たちの試合とあって一層、熱が入っていた。「僕はボクサーである前にマニアでもあるので、この仕事が一番好きなんです。フロッチ対グローブスは面白い試合で、特にグローブスが相手をよく研究していたと思います。ライトヘビー級は個性的な選手が揃っているので興味深いですね」と感想を口にした。

　村田は自分自身の1年を「変化に富んだ1年」と位置づけた。「デビュー戦だけでは学べなかったことが2戦目で学べたし、面白い1年でした」と話した。 　次戦についてはトップランク社が「2月22日に中国マカオで」と公にしている。同じロンドン五輪金メダリストのゾウ・シミン(中国)、イゴール・メコンツェフ(露)との競演となる予定だ。その試合に備え来年早々にも渡米して本格的な調整に入る計画だという。現在はWBCミドル級19位に名を連ねているが、「(来年のいまごろは)15位以内に入っていれば、(世界挑戦の)権利があるので身が引き締まるし、そういう意識も持てるんじゃないかと思います」と殊勝に話した。