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[ニュース]2013.11.15

崖っ縁ボクサー、最後に金星

 37歳の崖っぷちボクサーとして注目され、NHKのドキュメント番組にも取り上げられた、元東洋太平洋ミドル級14位の米澤重隆(青木)が、先月18日にJBC規定の37歳定年を迎え現役を引退した。14日、後楽園ホールで開催された同門のWBC女子世界アトム級王者、小関桃の12度目の防衛戦前に、米澤の特別スパーリングと引退セレモニーが行われた。
ボディを打ち込む米澤重隆
 "チャレンジャー"米澤は、慣れ親しんだ青コーナーからリングに入り、1R毎に選手を変えた計3Rの特別スパーリングでファンに最後の勇姿を披露。ラスト1分は、会場全体が米澤コールに包まれた。
努力の人
 挨拶に立った青木ジムの有吉会長が、米澤を「努力の人」と称えたように、33歳でレスリング(全日本選抜3位の実績)から転向した米澤の5年間は、まさに挑戦の連続だった。11年の東日本新人王では決勝に進出したものの、その後に日本チャンピオンとなる佐々木左之介(ワタナベ)に敗退。昨年4月の試合では、獲得したばかりの日本ランクをまたもや佐々木に奪われてしまった。
青コーナーから
 定年まで後がない米澤は、延長の条件として日本か東洋太平洋タイトルの獲得、または世界ランキングに入るしかなく、今年に入るとハイペースで試合をこなし、今年6月にタイで念願の東洋太平洋ランクを手に入れた。間もなくして、オーストラリアでWBCアジア・ミドル級王座決定戦を世界ランカーと争うビッグチャンスが舞い込み、この挑戦にすべてを懸けたが、惜しくもタイトルには手が届かなかった。これで終りかと思われたが、米澤はなんと37歳の誕生日前日の10月17日にタイで6回戦を戦い、1RKO勝ちを収め戦績を8勝(3KO)8敗2分の五分とした。あがき続けた、米澤らしいラストファイトだった。
突然のプロポーズ
 引退セレモニーで須藤リングアナウンサーからラストコールされた米澤は、「辛い時期の方が多い現役生活でしたが、リングでの応援を励みにここまで頑張ることができました」とファンをはじめ、ジムのスタッフや選手に感謝の言葉を述べた。
サプライズに感涙
すると最後に米澤は客席の一方に目を向け、「これまで一番支えてくれたのが彼女でした。ありがとう、松本菜美子さん結婚してください」と突然プロポーズ。これには場内もどよめき、あまりのサプライズに、須藤アナから立ち上がるように促がされた菜美子さんは涙を溢れさせた。この場での返事は、気を利かせた須藤アナが遮ったが、菜美子さんの涙を見れば答えは一目瞭然だった。崖っぷちボクサーは、最後の最後に大金星を上げた。

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