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元世界2階級制覇王者ビック・ダルチニャン(37=アルメニア/米)は9日(日本時間10日)、米国テキサス州コーパスクリスティで元4階級制覇王者ノニト・ドネア(30=米)に9回TKO負けを喫した。6年前に続いてドネアにTKO負けを喫したダルチニャンは「言い訳はしない」と潔く敗北を受け入れている。
フェザー級に上げて実現した再戦は、8回までダルチニャンがポイントではリードを奪っていた。ひとりは76対76のイーブンだったが、二者は78対74でダルチニャン優勢とつけていたのだ。残り2回、互角で乗り切っていれば判定はダルチニャンに転がり込んだことになる。ダルチニャンは「あそこまでは順調にいっていたし、勝っていると実感していたんだが…彼のパンチを食ってしまった」と、敗北を認めている。フェザー級トップ戦線に割って入ることになったドネアに対し、46戦39勝(28KO)6敗1分となった37歳のサウスポーは、今後についてどんな判断を下すのだろうか。