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このほどWBAはクルーザー級王者デニス・レベデフ(34=露)と、前王者ギジェルモ・ジョーンズ(41=パナマ)の両陣営に対し、この指名試合の交渉を12月9日までにまとめるよう通達を出した。交渉が不調に終わった場合、イベントの開催権は入札に持ち込まれる。
もともとこの王座はジョーンズが持っていたものだが、試合間隔が空きすぎたためWBAはレベデフを暫定王者に認定した。さらに昨年のWBA総会ではジョーンズを休養王者にして、レベデフを正規王者に昇格させた。そんななか今年5月に両者は統一戦として拳を交え、ジョーンズが11回KO勝ちを収め、再び正王座に戻った経緯がある。ところが試合後のドーピングで陽性反応が出たことがレベデフ側の指摘で明らかになり、今年10月の総会ではジョーンズの王座が剥奪され、レベデフに王座が返還されるというドンデン返しが起こった。こうした流れのなかで再戦が指示されたわけだ。複雑な因縁が絡んだリマッチだけに、そう簡単に交渉がまとまるとは思えない。イベントの開催権は入札に持ち込まれる可能性が高そうだ。