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[海外ニュース]2013.11.11

20試合連続1RKO勝ち

 ミニマム級でWBC15位、WBO12位にランクされるアリ・レイミ(39=イエメン)が10日、イエメンの首都サナアで行われたミニマム級12回戦でアクラム・ジャウフィ(イエメン)に初回KO勝ちを収めた。これでレイミはデビューからの20戦すべてを3分以内で終わらせたことになり、連続1ラウンドKO勝ちの新記録を樹立した。
 レイミは1973年12月7日、イエメン生まれの39歳。11年1月に37歳でプロデビューを果たし、その年は4試合を行った。その後、理由は定かではないが2年のブランクをつくり、今年5月に戦線復帰。5月に2試合、6月に3試合、7月に3試合とハイペースで試合をこなした。9月からは12回戦の予定でリングに上がり、9月に2試合、10月に3試合、11月には1日、5日、そして10日と矢継ぎ早に試合を消化。そのすべてで1ラウンドKO勝ちを収めた。なお20戦はすべてイエメン国内で開催された。
 イエメンというとボクシングファンのなかには90年代を席巻した3階級制覇王者ナジーム・ハメド(英)を思い浮かべる人もいるはずだ。しかし、ハメドは両親がイエメン人で、彼自身は英国生まれの英国育ち、国籍も英国だった。イエメンのボクシング事情や全体のレベルは不明だが、レイミのレコードはBOXRECにも記載されている。
 ちなみに、これまでの連続1ラウンドKO勝ちの記録は、05年〜08年にかけてスーパーウェルター級のタイロン・ブルンソン(米)がつくった「19」だった。それに次ぐのが02年〜06年のエドウィン・バレロ(ベネズエラ=元世界スーパーフェザー級&ライト級王者)の「18」で、1905年の1年間にヤング・オットー(米)が記録した「16」がこれに続く。

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