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[試合後会見]2013.11.10

リナレス史上、最高の出来

 ジミー・レノンJr.にコールされたホルヘ・リナレス(帝拳)。チャンピオンの負傷で世界挑戦のチャンスを逃したが10日、3階級制覇を視野にいれたリナレスは最高の出来でリングに上がった。今回、急きょリナレスと対戦することとなったのはアマチュアで350勝という実績を持つフランシスコ・コントレラス(ドミニカ共和国)。
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 カウンターに合わせた快心の右ストレートで一発KO勝利。今のリナレスは、とにかく強い。
コントレラス
 9日に試合を予定していたというコントレラスは、上位ランカー、リナレスとの一戦に集中していた。「リナレスはスピードが速かった。勝つために日本まで来たが、ラッキーパンチで敗れた」と大粒の涙を流して、控室に戻った。
リナレスは強い
 控室に戻ったリナレスは「相手、強かったよ」と驚いた様子で「最初のジャブは重かった。今回は1ラウンドで倒すことは考えていなかったし、自分は2ラウンドか3ランドからやる選手なので、もっとやりたかった。来週にでも試合ができるよ」と、おどけてみせた。それでも3階級制覇を目指すリナレスは「アブリルでも誰でもいいから、世界挑戦がしたい」と、目を輝かせた。
 「相手が強いから心配してた。スパーリングでも相手をみんな倒してしまうような選手なんだよ」と、ほっとした表情で試合を振り返った帝拳ジム、本田明彦会長は「粟生もパンチのキレが良くなってきているし、精神的にも成長してきている。二人とも一度、負けてからやり直してきているから変ったよ」と、笑顔で元世界王者二人を評価した。「今、フィゲロア(※WBC世界ライト級暫定王者)のベルトを狙っているよ。粟生でもリナレスでもどっちでも行ける」と来年度に向けた抱負を語った。

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