WBOのF級挑戦者決定戦

○ジョバンニ・セグラ(メキシコ)
　12回1分57秒KO
●エルナン・マルケス(メキシコ)

　勇敢な強打者同士、しかも元世界王者の肩書を持つ実力者ふたりの対決だけに激しい打撃戦が予想されていた。その期待に応えるように両者は激しいパンチの交換をみせた。試合が大きく動いたのは4回のこと。セグラがダウンを奪ったのだ。その後も打撃戦は続き、徐々に総力戦の様相を呈していった。11回、セグラが再びダウンを奪うと、ほぼ勝負は決した。ダメージの残るマルケスに対しセグラは最終12回にも左でダウンを追加して勝利をものにした。敗者が担架でリングを去るという衝撃的な終幕だった。
　ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=WBA&WBO王者)への最優先挑戦権を獲得したセグラは、これで35戦31勝(27KO)3敗1分。マルケスは40戦36勝(23KO)4敗。