カーンがメイウェザー挑戦へ

　元WBA、IBF世界スーパーライト級王者アミール・カーン(26=英)が12月7日に米国ニューヨークで予定されていたIBF世界ウェルター級王者デボン・アレクサンダー(26=米)への挑戦をキャンセルする可能性が高くなった。複数のメディアが伝えるところによるとカーンは来年5月、フロイド・メイウェザー(36=米)に挑戦する方向で調整に入ったという。

　アレクサンダー対カーンはUAEのドバイかニューヨークか開催地が決まらなかったが、9月に入ってニューヨークに決定。遠からず正式決定の発表があるものとみられていた。しかし、ここに来て状況は急変。カーンがアレクサンダー戦を挟まずにメイウェザーに挑戦という計画が急浮上している。このところカーンは2連勝と復調の兆しをみせており、9月のメイウェザー対サウル・アルバレス(メキシコ)の試合もリングサイドで偵察している。ゴールデンボーイ・プロモーションズの契約選手ということもあり、メイウェザー戦実現の障害は少ない。これを受け、すでにアレクサンダーの12月の対戦相手としてはザブ・ジュダー(米)、ポール・マリナッジ(米)、ショーン・ポーター(米)といった元王者、ランカーの名前が挙がっている。