黒田、三好らを激励

　川崎新田ジムは10月22日、東京・後楽園ホールでホープフルファイトVOL.14を開催する。メインは前日本ライトフライ級王者の黒田雅之(27)が務め、セミには東洋太平洋女子バンタム級王者、三好喜美佳(29)が登場。さらに日本ミドル級8位の西田光、日本フェザー級8位の古橋大輔ら同ジム所属の看板選手が揃って出場を予定している。イベントの発表会と選手たちの激励会が22日夜、川崎市内で催された。

　黒田は今年2月、川崎市とどろきアリーナでファン・カルロス・レベコ(亜)の持つWBA世界フライ級王座に挑んだが、12回判定負け。今回の中釜兵武(白井・具志堅)戦が再起戦となる。三好はレベコ対黒田の前座で東郷理代(アルファ)に判定勝ちを収め、東洋太平洋王座を獲得。余勢を駆って6月にはメキシコで世界王座に挑戦したが、判定で敗れた。再起戦であると同時に東洋太平洋王座の初防衛戦でもある今回は、東郷との5度目の対決となる。
　地元の後援者ら約60人の激励を受けた黒田は「8ヵ月間、試合から遠ざかって素直にリングに上がりたいという気持ちが湧いてきた。今度の試合では人間として成長した姿を見せたい」と決意を語った。東郷とは4戦して1勝2敗1分の三好は「パンチ力は相手が上だが、技術、体力、メンタルで上回って勝ち、次のステップにしたい」と意気込みを語った。
　10月22日のイベントでは、西田は中堀剛(本多)とミドル級8回戦を予定。古橋は55.8キロ契約の8回戦で守崎将巳(石丸)と拳を交える。このほか木本勇(川崎新田)対渡辺元晴(イマオカ)のバンタム級4回戦、中野亮(川崎新田)対岩舘陵(船橋ドラゴン)の64.0キロ契約4回戦などが組まれている。試合の模様は試合2日後の10月24日、夜8時から9時半までテレビ神奈川で放送される。