Naviに京太郎登場

　「僕は1億円プレーヤーを目指します」――11月25日、東京・後楽園ホールで竹原虎辰(35=緑)を相手に初防衛戦を予定している日本ヘビー級王者、藤本京太郎(27=角海老宝石)が20日、WOWOW「週刊ボクシングNavi」の収録に臨んだ。

　藤本は9月6日から17日まで、トレーニングと休養を兼ねて米国ロサンゼルスに滞在していた。その間、ラスベガスで行われたフロイド・メイウェザー(米)対サウル・アルバレス(メキシコ)のスーパーファイトを会場で生観戦する機会に恵まれた。「メイウェザーが強いということは聞いていたんですが、本当にすごい。格闘技選手の完成型ですね。強すぎて参考になりません」と衝撃を受けた様子だった。
　帰国から3日目のこの日、角海老宝石ジムにナビゲーターの山藤美智アナウンサーを迎えた藤本は、「いやぁ、おばちゃんなら大丈夫なんですが、僕は少年のような心を持っているので、若くて綺麗な人とは視線を合わせられないんすよ」とシャイな一面をみせた。それでも楽しそうに次々と質問に答えていった。

　藤本が紹介する試合は10月6日(日)午前5時から生中継する3団体統一世界ヘビー級タイトルマッチ、ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)対WBAのレギュラー王者アレクサンデル・ポベトキン(露)の一戦。クリチコに17億円超、ポベトキンにも6億円近くの報酬が保障された大一番だ。同じヘビー級だが、「僕は強いヤツと戦いたいと思っているけれど、クリチコ兄弟はやばいでしょう。17億円ですか?　そんなにもらうと人生が狂ってしまうので、僕は1億円プレーヤーを目指しますよ」と苦笑いを浮かべた。そして「ポベトキンも26戦全勝ですが、クリチコが勝つでしょうね。パンチも速いし賢いですよね」と統一王者の勝利に太鼓判を押していた。
　2ヵ月後に迫った自身の初防衛戦に関しては「僕が負ける要素はない。応援してくれる人たちに勝利をプレゼントします」と自信を口にした。藤本が出演する「週刊ボクシングNavi」は10月1日以降のWOWOWライブ、WOWOWプライムで複数回、放送されるので要チェックだ。