「再戦したい」とマティセ

　前WBC世界スーパーライト級暫定王者ルーカス・マティセ(30=亜)が16日、帰国したアルゼンチンで地元メディアに「休養後にダニー・ガルシア(米)と再戦したい」と語った。

　マティセは14日(日本時間15日)に米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでWBA、WBC王者のガルシアと対戦したが、小差の12回判定負けを喫した。終わってみればジャッジ二者が2点差だっただけに、11回に喫したダウンと最終回の失点が惜しまれるところだ。試合後には「言い訳はしない」と潔かったマティセだが、勝っていればフロイド・メイウェザー(米)への挑戦が有力視されていただけに、時間が経つにつれて悔しさが募ってきたのだろう。「いまは休養につとめるが、そのあとでなるべく早い時期に再戦して雪辱したい」と話している。南米のファイティング・マシーンの今後に注目したい。