東日本メンタル講習開催

　東日本ボクシング協会は25日、後楽園ホール展示会場でメンタルトレーニング講習会を実施した。今回の講習会はトレーナーの更なるレベルアップを図り行われ、約80人のジム会長・トレーナーが集まり、講師として招かれたメンタルトレーニングの第一人者、東海大学体育学部・高妻容一教授の講習に耳を傾けていた。

　日本スポーツ界において"メンタルトレーニング"は既に多くの競技で取り入れられており、試合で勝利する上で重要な役割を果たしている事が証明されている。今回の第1回講習会では、高妻教授がボクシングにおける精神指導の大切さを分かりやすく語り、参加者に新しい刺激を与えていた。
　講習会終了後、東日本大橋協会長は「ボクシング界初の試みですし、今回集まったジム会長、トレーナーの皆さんは大部分が初めての経験でしょうね。時間に限りがあり、短く集約して高妻教授には話して頂きましたが、皆さん目からウロコでしょう。第2回、第3回と続けて行く事が大事。続ける事でボクシング界のレベルアップが計れる。是非、今日参加した皆さんにはこの経験をジムに持ち帰り活かして欲しいです」と語り、今後もメンタル講習会を継続させる事が大事であるとした。
　ボクシング界はメンタル指導の面で、他のスポーツ競技と比較しても大きく遅れをとっているのが現状である。今回の講習会が本格的なメンタルトレーニング導入のキッカケとなれば、大橋協会長の願うボクシング界発展にも繋がるのではないだろうか。