体格では山中が勝る

　WBC世界バンタム級王者、山中慎介(30=帝拳)対8位ホセ・ニエベス(32=プエルトリコ)の12回戦は12日、東京・大田区総合体育館で開催される。試合を3日後に控えた9日、都内で両選手の予備検診が行われた。

　別表のとおり身長、リーチとも山中が4センチずつ上回り、データ上でも優位性が裏づけされた。しかし、当の山中は「データは気にしていませんが、(ニエベスは)イメージしていたよりも全体的に小さく感じました」と感想を口にした。相手の検診を横で見ている間にも笑顔がこぼれるなど、緊張した様子はみられなかった。

　一方のニエベスは「これまでにも背の大きい相手と何度も戦ったことがあるので問題ない」と、こちらもデータは気にしていない様子だった。「体調はベストなので、これを維持して勝つだけ」と話し、不敵な笑みを浮かべながら報道陣に手を振って会見を切り上げた。

予備検診データ
■山中 慎介
身長:170.5�p
リーチ :172.0�p
胸囲: 82.0�p
視力:左/1.2　右/1.0
血圧:132/88
脈拍:70/分
体温:36.0℃

■ホセ・ニエベス
身長:166.5�p
リーチ :168.0�p
胸囲: 83.0�p
視力:左/2.0　右/2.0
血圧:118/82
脈拍:68/分
体温:35.7℃