熱戦の後楽園ホール

　7日の後楽園ホールでは、ナップルボックスB級トーナメントの決勝戦が開催され、最後まで会場は大歓声に包まれた。アマチュア出身者も多く勝ち上がってきた今年の決勝戦は、近い将来のタイトル戦を予感させる好勝負が続き、すべての階級の決勝戦を終えたあとに開かれた表彰式では、記念写真を撮るファンが殺到し、警備員が注意する一幕もあった。

　今年のナップルボックスB級トーナメントでは、スーパーバンタム級で優勝した久我勇作(ワタナベ)がMVPに選ばれた。
　久我は左を突いたあとに放った右のショートストレートで、一度ダウンを奪いはしたが、ドロー判定で終えた決勝戦を　「負けると思われていたので、見返してやろうと思って戦った。ダウンをとっていたので、どうだろうとは思ったけど、負けはないと思った」と振り返り「これからも一つひとつ確実に勝っていきたい」と笑顔を見せた。

※各階級の優勝者は以下のとおり

■ミニマム級
中村一弘(伴流)

■フライ級
松尾雄太(国際)

■スーパーフライ級
喜久里正平(帝拳)

■バンタム級
佐藤鋼太(協栄)

■スーパーバンタム級
久我勇作(ワタナベ) ■フェザー級
坂晃典(仲里)

■スーパーフェザー級
高畑里望(ドリーム)

■ライト級
三浦数浩(ドリーム)

　なお、B級トーナメント優勝者は、DANGANナップルボックスA級トーナメントにも優先的に出場できる。この秋開催されるA級トーナメントにも期待したい。