パートナーは旧敵の息子

　9月14日に米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでフロイド・メイウェザー(36=米)との頂上決戦に臨むWBA&WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(23=メキシコ)が、米国カリフォルニア州ビッグベアでトレーニング・キャンプを行っている。

　恒例のビッグベア・キャンだが、今回、アルバレスは元3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)の息子モズリー・ジュニアをスパーリング・パートナーのひとりに抜擢している。ジュニアは身長183センチ、体重も約75キロとメイウェザーよりもひと回り大きい。それでもパートナーとして重用しているのは、ジュニアのスピードを評価してのことと推察されている。すでに4度にわたってスパーリングも行ったという。今年の目玉カードといわれる決戦まで、あと40日に迫ってきた。