嶋田、世界挑戦決定!!

　WBA世界ライト級13位・嶋田雄大(ヨネクラ)2度目の世界王座挑戦が決定した!!
　嶋田が挑むは、今年1月に小堀佑介から王座を奪ったWBA世界ライト級王者・パウルス・モセス(ナミビア)。開催地はモセスの母国ナミビア・ウイントフックで行われ、嶋田にとっては完全アウェーでの王座挑戦となる。開催日時も今月25日とゴングまであと2週間足らず。嶋田にとっては決してベストな状況での世界挑戦とは言えない。
　10日、2度目の世界挑戦が決定した嶋田雄大が、都内ヨネクラジムで会見を開いた。

　会見で嶋田は「去年に引き続き世界戦が出来る事に感謝しています。応援してくれる皆さんの支えと天の力を感じます。期待に応えられるよう頑張ります」と力強く意気込みを語った。
　急遽決まった世界戦に対して嶋田は「調整に関しては問題ない。普段から練習しているしウエイトもキープしている。タイトルマッチまで2〜3ヶ月のスパンがあるより、今回に様に短い期間の方が勢い、良い流れで集中した方が良い。(モセスからは)何人かいる候補の一人に上がっていると聞いていたので準備は出来ていた。誰が来ようが慌てないし、僕の回路はカチッとはまりますから」と泰然自若の構えを見せた。また、ナミビアでの挑戦に関して「遠い所だとは思うがボクシングは国際的なスポーツ。チャレンジャーはどこにでも行かないと。試合はホールのリングと同じだし気にしてもしょうがない」と問題はない模様だ。

　現在、嶋田は37歳。恐らく今回の世界挑戦がラストチャンスとなる。「僕は年齢を重ね、キャリアと供に強くなっている。歳をとる事は悪い事ではない。37歳で世界に挑戦出来る事を神に天に感謝している。そして日本人最年長での世界奪取記録は意識している。僕が世界を獲る事で、ボクシング界だけでなく、一般の人達にも勇気と感動を与えられると思う」と嶋田は年齢とともに歩んで来たボクシング人生に世界奪取の自信を覗かせた。
　嶋田雄大37歳、日本の侍が世界を奪い取るべくナミビアへ殴り込む!!