内山のV7祝勝会

　今年5月に圧巻のKO勝利で7度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者、 内山高志(33=ワタナベ)の祝勝会が20日、都内・青山のレストランで行われた。
　今回の祝勝会は一般参加も可能とあって、当初予定していた150名を大きく上回る約200名が出席。 KOダイナマイトのV7を称えると同時に、元WBA世界ライトフライ級王者、具志堅用高氏のV13記録の更新を期待した。

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　スポーツ界からは元プロ野球選手の角盈男さんが駆けつけるなど、KOダイナマイトの交友の広さが垣間見えた。
　また、ボクシング界からは、ワタナベジムの先輩で元日本スーパーフライ級&東洋太平洋同級王者の柳光和博氏(RK蒲田会長)と元東洋太平洋バンタム級王者の鳥海純氏(TEAM10COUNT会長)、さらに内山と同時代にアマチュアで活躍した元日本&東洋太平洋スーパーフェザー級・ライト級王者の長嶋建吾氏、元東洋太平洋ミドル級王者の佐藤幸治氏が集い、祝福のコメントを寄せた。

■柳光和博会長
「後輩ながら、ここまでNO.1の実績を証明してきた内山選手は尊敬に値する。ただ、入門当時の内山選手にスウェーだけじゃダメだとアドバイスしたのは僕です。あれからディフェンスがとてもよくなった(笑)」。

■鳥海純会長
「立派な日本のエースになりましたね。内山選手には入門当時から驚かされました。特に距離感が凄く、別の競技かと思ったほどです。世界王者になった今でも、先輩を立てることを忘れずに感心します」。

■長嶋建吾氏
「具志堅用高さんのV13防衛を塗り替えてもらいたい。可能性は十分にあると思います」。

■佐藤幸治氏
「日本で一番強い選手になりましたね。4団体が揃ったことだし、是非ベルトをまとめてもらいたい」。

　また、今月13日に関東大学リーグ戦を制した拓植大学ボクシング部で、コーチ時代に内山を指導した中洞三雄現監督も姿を見せ、内山のV7と拓大リーグ優勝をともに喜んだ。
　関係者への挨拶回りに追われていた渡辺均会長は「防衛の記録更新もそうだが、まずは王座統一をはたしてもらいたい」と日本のエースに注文をつけたが、「練習はもう十分にやってきている。あとは本人が希望する38歳現役まで怪我をしないこと」と気遣う一面も見せた。

　佐々木トレーナーとの対談やプレゼント抽選会など、ファンサービスに徹した内山は最後に「皆さんの声援が本当に力になっています。いくつまで闘えるかは分からないが、やれるところまで続けていきたい」と感謝を述べるとともに、さらなる活躍を誓った。なお、内山のV8戦は未定ながら、陣営は9月か10月の開催を希望している。

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