柏崎、藤田が銅メダル

　7月1日から8日まで、ヨルダンの首都アンマンで開かれていた第27回アジア選手権が閉幕。出場していた日本勢も、2個の銅メダルを持って、10日の昼過ぎ、成田空港へ到着した。

　この大会は、当初、日本で行われることが検討されていた。しかし日本開催には出場国への負担が大きいなど、問題も多く、最終的には、この中東ヨルダンが引き受けた。
　大会スポンサーの意向で、会場内での撮影はNG。だがAIBA(国際ボクシング協会)側の提案で、客席からの撮影のみ許可がおりた。ところが、試合が進むに連れ、観客の盛りあがりは、一触即発レベルまでエスカレート。ヘルメットをかぶった陸軍兵たちの警備も強化され、撮影は結局、すべてNGに戻ってしまった。
　各級のメダリストは下記のとおり。カザフスタンは10階級中7階級を制覇。30年間、この大会の金メダルから遠ざかっている日本は、善戦こそしたものの、今回もチャンスをものにできなかった。

[49kg]
金:Temirtas Zhusupov(カザフスタン)
銀:Laishram Devender Singh (インド)
銅:Lu Bin(中国)、柏崎刀翔(日本)

[52kg]
金:Azat Usenaliyev(キルギス)
銀:Shahobiddin Zoirov(ウズベキスタン)
銅:Tanes Ongjunta(タイ)、Murtadha Al-Sudani(イラク)

[56kg]
金:Shiva Thapa (インド)
銀:Obada al-Kasbeh(ヨルダン)
銅:Omurbek Malabekov(キルギス)、藤田健児(日本)

[60kg]
金:Berik Abdrakhmanov(カザフスタン)
銀:Sailom Ardee(タイ)
銅:Javkhlan Bariaddii(モンゴル)、Anvar Yunusov(タジキスタン)

[64kg]
金:Merey Ashkalov(カザフスタン)
銀:Uranchimeg Munkh-Erdene(モンゴル)
銅:Ermek Sakenov(キルギス)、Manoj Kumar(インド)

[69kg]
金:Daniyar Eleusinov(カザフスタン)
銀:Mandeep Jangra (インド)
銅:Otgonjargal Jargal(モンゴル)、Mohamed al-Assi(ヨルダン)

[75kg]
金:Zhanibek Alimkhanuly(カザフスタン)
銀:Navruz Dzhafoyev(タジキスタン)
銅:Sajad Mehrabi(イラン)、Wahid Abderredha (イラク)

[81kg]
金:Oybek Mamazulunov(ウズベキスタン)
銀:Adilet Niyazimbetov(カザフスタン)
銅:Anavat Thongkrathok(タイ)、Ehsan Rozbahani(イラン)

[91kg]
金:Anton Pinchuk(カザフスタン)
銀:Ihab Almatbouli(ヨルダン)
銅:Mirzobek Khasanov(ウズベキスタン)、Sergey Parenko(キルギス)

[+91kg]
金:Ivan Dychko(カザフスタン)
銀:Izatullo Ergashev(ウズベキスタン)
銅:hamed Moulies(シリア)、Jassem Delavary(イラン)