パートナーたちが拳王にエール

　新たな扉は開かれるのか。7月13日(日本時間14日)、ドイツで清田祐三(29=フラッシュ赤羽)は、WBO世界スーパーミドル級王者ロバート・スティーグリッツ(32=独)に挑む。
　日本人の世界王者が未だ誕生していないスーパーミドル級でタイトルを奪うため、清田は日本重量級の主役たちとスパーリングを重ねてきた。「拳王」の快挙達成を願い、パートナーたちがメッセージを送った。

■WBO世界Sミドル級タイトルマッチ12回戦
王者ロバート・スティーグリッツ(独)VS挑戦者・清田 祐三(フラッシュ赤羽)
■会場:ドイツ連邦共和国ドレスデン
■日時:7月13日(日本時間14日)
■問合せ:フラッシュ赤羽ジムTEL.03-3598-5755

東洋太平洋Sウェルター級王者
チャーリー太田(八王子中屋)
「6月25日に、僕は東洋太平洋のベルトを守りました。今度は清田さんの番です。今までリングで経験してきたすべてを、そしてつらい練習を活かし、WBOのベルトを日本に持ち帰って下さい。リングの上には、清田さんとスティーグリッツの二人しかいません。戦いに集中して、頑張って下さい」

日本ミドル級王者
胡 朋宏(横浜光)
「清田さんとは何回もスパーをしているが、毎回やりにくくなっている。スパーが終わるたびにアドバイスを求められるし、ものすごい向上心で、ここに来てまだまだ伸びている。敵地のドイツ、初めての世界挑戦と厳しい戦いになりますが、スティーグリッツと向かい合っても、清田さんは"何かやってくれるんじゃないか"っていうすごみを持っている。日本の重量級も注目を集めているし、下の人間たちも期待をしいます。日本代表として本物のチャンピオンを破り、ベルトを巻いて帰国して下さい」

東洋太平洋ヘビー級1位
藤本 京太郎(角海老宝石)
「僕にとって日本の重量級ボクサーたちは、みんな仲間だと思っています。スティーグリッツは手数が出て、回転力もあるタイプ 。前半は出てくると思いますが、なんとか凌いで、清田さんは後半に勝負を賭けてもらいたい。ミドル級から上のクラスで世界のトップにいるボクサーは怪物ですが、清田さんにはKOで勝ってほしいですね」

日本ミドル級5位
下川原 雄大(角海老宝石)
「厳しい戦いになりますが、清田祐三選手には日本代表として勝ってもらいたい。スーパーミドル級は海外で人気がある階級だし 、チャンピオンのスティーグリッツは実力者。ですが、最後の最後まで諦めず、清田選手の剛腕でドイツの大観衆を黙らせてほしい。そして清田選手に一言、世界戦のリングを楽しめ!!」

日本ミドル級7位
佐々木 左之介(ワタナベ)
「世界挑戦が正式に決まり、清田さんは動きが変わった。スパーをしてもスピードが速くなったし、モチベーションが上がっているも分かりました。アウェイのドイツ、正直いって厳しい状況だと思う。ですが、世界を獲るときは奇跡的な何かが起こるし、清田さんなら起こせると思っています。清田さんはポジティブだし、その方が成功すると思います。清田さん、ドイツでやっちゃって下さい!!」