高山勝成が国内復帰

　高山が国内のリングに復帰するには、日本国内の協会加盟ボクシングジムに所属し、JBCプロボクサーライセンスを復活させる必要があった。高山は以前、国内ジム所属選手として、神戸市内にある真正ジムに籍を置いていたが、JBCに引退届を提出していた。このため、規定により国内での活動を再開するには、真正ジムからの承諾を得て、同ジムに戻るか新たなジムに移籍する必要があった。

　今後、高山が所属する予定の仲里ジムの仲里会長は「高山のマネージャーを務める中出氏は、グリーンツダ時代の先輩という縁もあり、そういう話になった、うちとしても新しく仲里ジムとして船出したばかりで直ぐには大きなことはできないかもしれないが、頑張って欲しい」と話している。

　「いつ試合が決まってもいいようにベストなコンディションを保つことだけ考えていました」とIBFが国内解禁となってからこれまでの約三ヶ月を振り返ったIBF世界ミニマム級王者の高山は　「4年ぶりに日本のファンに試合を見せることができるので今はとても興奮しています」と国内復帰が確実となり、喜びを隠しきれなかった。