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[発表会見・動画]2013.6.17

山中&八重樫 W防衛戦

 WBC世界バンタム級王者の山中慎介(30=帝拳)と、同フライ級王者の八重樫東(30=大橋)が8月12日(月)、東京・大田区総合体育館で揃って防衛戦に臨むことになった。17日、主催の帝拳プロモーションから発表があった。山中は7位のホセ・ニエベス(32=プエルトリコ)、八重樫は11位のオスカル・ブランケット(28=メキシコ)の挑戦を受ける。
発表会見
 4月8日にマルコム・ツニャカオ(真正)を12RTKOで下した山中は、4ヵ月のサイクルでの防衛戦となる。「短い間隔で試合ができるので嬉しい。必ずプラスの方向に行くと思う」と歓迎の様子だ。挑戦者のニエベスは身長166センチ、リーチ172センチで、データ上の数字は山中よりも5センチずつ下回っている。戦績は27戦22勝(11KO)2敗3分。この2年間は5連勝(3KO)で、WBOのラテン王座やインターコンチネンタル王座などを獲得している。
山中 慎介
山中は初防衛戦から4試合続けてサウスポーとの対戦となるが、左構えとの対戦には揺るぎない自信を持っているという。「ニエベスはスピードがあり巧い選手。右フックが強いので警戒しなければいけないけれど、噛み合うと思う」と話す。プエルトリコ人との対戦は初めてだが、それすらも楽しみといった様子だ。「プエルトリコの選手というとフェリックス・トリニダード、ミゲール・コット、ウィルフレド・バスケス・ジュニア、ファン・マヌエル・ロペスと、カッコいいイメージがあるけれど、でも僕がKOで勝ちます」と笑顔をみせた。20戦18勝(13KO)2分の強打がどこで炸裂するか、初回から目の離せない試合になりそうだ。「右で倒してみたいけれど、結局は左になるでしょう。バンタム級の試合ですが、バンタム級以上の迫力を出せるように頑張る」と力を込めた。
打ち合ったら負ける!?
 八重樫は4月8日に五十嵐俊幸(帝拳)から奪った王座の初防衛戦となる。こちらは強打のメキシカンが相手となる。挑戦者のブランケットは38戦32勝(23KO)5敗1分で、直近試合となる昨年12月のウィルベルト・ウイカブ(メキシコ)とのランカー対決では判定負けを喫しているが、侮れない危険な相手といえる。昨年6月の初来日試合では、前評判の高かったウォーズ・カツマタ(勝又)を左フック一発で失神させた強打の持ち主なのだ。「独特のリズムがあるので、それを研究する必要があると思う」と八重樫は警戒心を抱いている。「打ち合いは避け、本来の持ち味であるスピードを生かした出入りのあるボクシングをしたい」とも。大橋秀行会長も警戒の色を強めている。「カツマタ戦は一発の失神KOですからね。(ブランケットは)最近では珍しい一発のある選手」と評価。こうしたかな「八重樫がいつものように打ち合ったら、そのときは負ける」と、4月に続く愛弟子を前にしての“失言”に会場は笑いに包まれる一幕もあった。ここを勝ち抜けばエドガル・ソーサ(メキシコ)との指名試合が待っているが、八重樫は「目の前の一戦をクリアすること。先のことは勝ってから」と気を引き締めていた。
八重樫はV1、山中V4戦

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